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主要指標ボードの見方 — 日本株は「世界の文脈」で動く

日本株は日本のニュースだけでは動きません。前夜の米国市場、為替、金利、そしてアジア市場の空気——これらの合成結果として東京の株価は決まります。主要指標ボードは、その「文脈」を17枚のミニチャートで一望するための道具です。

ミニチャートの読み方

各指標と日本株の関係

日経平均・TOPIX・グロース250 — 日本市場の3つの顔です。日経平均は値がさ株(半導体・ハイテク)の影響が大きく、TOPIXは市場全体の時価総額を映し、グロース250は新興株の体温計です。「日経平均だけ強い日」は一部の値がさ株が牽引しているだけかもしれません(詳しくは寄与度の解説へ)。

SOX半導体指数 — 米国の半導体株指数で、東京エレクトロン・アドバンテストなど日本の半導体関連株と極めて連動性が高い指標です。前夜のSOXが大幅高なら、翌朝の日経平均は半導体主導で高く始まる可能性が高い、というのが近年の基本パターンです。

ドル円・ユーロ円 — 円安は輸出企業(自動車・機械)の追い風、円高は逆風です。ただし近年は「円安=株高」が単純に成立しない場面も増えており、輸入コスト増を嫌う内需株との明暗を分ける要因として見るのが実践的です。

米10年債利回り — 世界の金利の基準です。急上昇するとハイテク・グロース株の逆風、銀行株の追い風になります。株より先に債券市場が異変を察知することも多く、プロが最初に見る数字のひとつです。

VIX恐怖指数 — 米国株の予想変動率で、市場の不安の大きさを表します。平常時は15前後、20超で警戒、30超はパニック領域が目安です。VIXが静かなうちは押し目買いが機能しやすく、急騰時は無理をしない、という使い方をします。

香港ハンセン・上海総合・韓国KOSPI — 同じ時間帯に開いているアジア市場です。日本株が理由なく崩れたとき、原因がアジア発かどうかを切り分けるのに役立ちます。

WTI原油・NY金・ビットコイン — 原油はインフレと資源株、金は「安全資産への逃避」の温度計、ビットコインはリスク選好の先行指標として市場参加者に観察されています。

朝の3秒チェック:①SOXの色(半導体の追い風/逆風)→ ②ドル円の水準(輸出株の環境)→ ③VIXの高さ(無理をしていい日か)。この3つだけでも、その日の作戦の輪郭が決まります。

データについて

TOPIXとグロース250は連動ETFの価格を表示しています(騰落率は指数とほぼ一致しますが、価格水準は指数値と異なります)。株価・指標データは約20分遅延です。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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