相場の状態を、記録し検証する
RegimeNote は毎営業日の市場データを記録し、過去と比べています。このサイトについて →
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このサイトについて

上げ下げの予想はしません。代わりに、どの数字にも『この状態のとき過去に何が起きたか』を添えます。投資の民主化を目指します。
当たることより、検証されていること。
2026年8月、KABUBOARD から RegimeNote(レジームノート)に名称を変更しました。 機能・データ・方針に変更はありません。旧ドメイン kabuboard.com の各ページは、対応する新URLへ転送されます。

機能の追加と仕様の変更は 更新履歴 に日付順で記録しています(不具合の修正や内部の変更は載せていません)。

3つの柱

蓄積

毎営業日の大引け後に、日経225全銘柄の寄与度・業種別の資金フロー・騰落レシオ・出来高・決算の反応を記録します。単日のスナップショットではなく、時系列として貯めることが前提の設計です。

検証

指標は「その値が高い/低いとき、その後どうなったか」の検証結果とセットでのみ公開します。有意差が無ければ「確認できませんでした」と書きます。それを隠さないことが信頼性だと考えています。

発見

過去と比較して、今日が普段とどう違うのかを示します。「上がった/下がった」ではなく、この銘柄・この相場としては異常なのかを見られるようにしていきます。

運営方針

RegimeNote は、日本株の相場の状態を記録し、検証し、記述するための情報サイトです。運営にあたって次の方針を置いています。

検証の方法論

当サイトが「検証済み」「差は出なかった」と書くとき、何をしているかを説明します。個々の閾値は本ページの各節に、再現の手順は各レポートの「再現方法」に公開しています。

判定の基準

差があるかどうかは、2つの方法の両方で |t| ≥ 2 を満たすかで決めます。同じ状態が何日も続く相場のデータでは、日を独立した標本として数えると不確実性を小さく見積もりすぎるため、連続した日を1つの局面(エピソード)にまとめて数え、さらに月ごとにまとめ直した検定(月クラスタ)か、観測窓が重ならないように間引いた検定(非重複サンプリング)を併走させます。片方だけで基準を越えたものは「分析の方法に依存している」とみなして採りません。

「検定できない」と「差が出なかった」を分けます

局面が5回に満たない条件では t 値を出さず、「検定できない」と書きます。「差が出なかった」は検定した結果として差が無かったことを指し、両者は別のものです。±3σのように2年で1〜2回しか起きない条件は前者にあたります。

最小検出可能効果(MDE)

「差が出なかった」は「効果がゼロ」を意味しません。その設計で見える大きさより小さい効果は、あっても見えないだけです。そのため各レポートの冒頭に最小検出可能効果(判定基準 × 標準誤差。この大きさの効果があれば有意になる下限)を載せ、どこまで小さい効果なら見逃しうるかを読者が確かめられるようにしています。

事前登録

検定を回す前に、仮説・検定の本数・打ち切りの規則・使うデータの範囲を文書にして凍結し、その内容のハッシュを機械で照合しています。結果を見てから仮説や閾値を選び直せば、偶然の山を拾うだけになるためです。複数の条件を同時に検定するときは、その本数を記事に先に書き、偶然だけで基準を越える件数がどれくらい出るかを併記します。

誤報率と的中率の公開

「候補を出す」機能は、候補のうち実際にそうなった割合(適合率)と、そうならなかった割合(誤報率)を、その機能の画面に常時出します。相場の潮目の候補は初期性能が適合率 12.2%・誤報率 87.8% で、偶然と区別できていないことを画面に明記しています。決算の予想変動幅の帯は、的中率が高いほど良いのではなく目標値(50%/80%)に近いほど較正が正しいので、実測と目標を必ず並べます。

数値の鮮度

レポートの数値は検証日時点のものです。データは毎営業日伸びるので、四半期に1回、掲載値を最新のデータで検算し、結論が変われば本文を改訂して改訂履歴に残します。

運営者情報

サイト名RegimeNote(レジームノート)。2026年8月に KABUBOARD から改称しました
運営RegimeNote運営事務局
目的日本株の市場データを毎営業日記録し、過去と比較して今日の相場の状態を記述する情報の提供。金融商品取引法に基づく投資助言・勧誘ではなく、特定銘柄の売買を勧めるものではありません
連絡先お問い合わせフォーム(掲載内容の誤り、データの出所、広告に関するご連絡)
更新毎営業日の大引け後に自動で記録します。機能の追加と変更は更新履歴に日付順で残しています
解説記事/notes/ の記事は、当サイトのデータと検証レポートをもとに AI が下書きを作り、運営事務局が内容と数字を確認したうえで公開しています。確認前の下書きは公開しません
広告Google AdSense を利用しています。Cookie の扱いはプライバシーポリシーに記載しています
データの出所本ページ末尾のデータの出所と、各画面の注記に明記しています

Evidence バッジ(この数字をどう受け取ればいいか)

当サイトの画面に出ている数字には、その数字がどれくらい確かなのかを示すバッジを付けています。目的は統計用語を読ませることではなく、受け取り方が一目で分かることです。だから分類は4つしか作りません(増やすと「読む前に分かる」という利点が消えます)。

分類短い言い換え意味
再現性確認検証済み検証で差が出たもの。ただし何が予測できたのかを必ず限定します —— 当サイトで確認できたのは変動の大きさであって、上がるか下がるかの方向ではありません
状態説明状態の記述今日の相場の構造を説明する記述。翌日以降を予測する力は確認されていません
予測力なし差は出なかった検証したが統計的な優位性は確認できなかったもの。それでも状態の説明としては使えるので出しています
検証中偶然の範囲かも差が出て見えるが、多重比較を考えると偶然でも出る水準。今後も観察を続けます

バッジはタップすると1行の説明と検証結果へのリンクが開きます。説明の文言は1箇所(_evidence.js)にしかありません —— 同じ分類が画面ごとに違う言葉で説明されると、読む側は分類そのものを信用しなくなるからです。

「検証できなかった」と「検証していない」は別です
予測力なしは検証した結果として差が出なかったもの、検証中は差が出て見えるが偶然の範囲を否定できないものです。 一方、蓄積が浅くてそもそも検定できない指標(先物の手口など)には、 「まだ検証できていません」と本文に明記したうえで、いずれの分類も与えていません。

適用状況(2026-08-20 時点)

バッジが付いているのは、トップの「今日の観測」・今朝の見取り図・日次アーカイブの観測欄です。 その他の指標(騰落レシオ・σバンド・感応度★・決算の予想変動幅・類似局面・シグナル台帳・起点日ランキング)は、 本文の注意書きで同じ内容を明示していますが、バッジの形では未適用です。順次適用していきます。

「今日の観測」に出す条件と閾値

トップページの「今日の観測」は、該当するものだけを 変化 → 異常 → 注意イベント → 検証済み の順に並べます。毎日同じ項目が並ぶ形はやめました(同じ行が毎日出ていると、読む側が「今日は何が違うのか」を自分で探すことになるため)。該当が無い日は「大きな変化はありません」と表示します。

材料は大引け後に確定した日次データで、当日のライブ値は使いません。基準日はブロックの先頭に必ず表示します。当日の状況は「本日の市況」と「主要指標」をご覧ください。

① 変化 — 前営業日と何が変わったか

前営業日との差の絶対値が、過去489営業日の分布の上位10%(p90)に入るものだけを出します(最大5件)。閾値は分布から決めており、成績には当てはめていません。

項目閾値(前日差の絶対値)中央値
値上がり比率53.66 pt 以上20.45 pt
上位5銘柄の集中19.56 pt 以上8.25 pt
指数と実態の乖離(Breadth Gap)2.13 pt 以上0.68 pt
225銘柄の騰落中央値2.38 pt 以上0.77 pt
業種の偏り3.80 pt 以上1.15 pt

設計時の実測での該当頻度は 0件 314日(64%) / 1件 111日(23%) / 2件 54日(11%) / 3件 8日(2%) / 5件 1日 です。業種1位の入れ替わりは指標にしていません(実測で91%の日に変わるため、変化として意味を持ちません)。

② 異常 — 今日の構造が平常と違う点

単一の指標の閾値だけでは、複数の指標が同時に少しずつ偏っている日を取りこぼします。そこで組み合わせで判定しています。

規則条件閾値の根拠
指数と実態の食い違い日経平均の騰落率と225銘柄の騰落中央値が逆を向いていること。ただし |日経騰落率| ≥ 0.51% かつ |騰落中央値| ≥ 0.38% 符号で定義(恣意的な線引きを避けるため)。下限は488営業日のそれぞれの絶対値分布の p33
少数銘柄への集中上位5銘柄のシェア ≥ 58.8%488営業日の p90(中央値は43.5%)
特定業種への偏り業種の広がり ≥ 5.55 pt(上方向) / ≥ 4.74 pt(下方向)同・p90
出来高の異常前営業日の出来高倍率が最大 1.8倍以上のとき毎日出るものは「今日の観測」ではないため

実測の頻度は 食い違い 21日(4.3%)・上昇側11/下落側10、集中 8.6%、業種 18.4% です。上下がほぼ対称なのは、片方向へ当てはめていない証拠としてテストで固定しています。

③ 注意イベント — 今日ぶつかる予定

項目出す条件
決算の集中株価が反応する決算が 20社以上。見出しは「決算に反応する銘柄が集まっています」
予想変動幅の大きい決算20社未満でも、予想変動幅±6%以上(高変動)が1社以上あるとき。見出しは件数と一致させます

④ 検証済み — 過去に差が出た条件に該当しているか

シグナル台帳のうち、|t| ≥ 2 の地平を持つシグナルだけを対象に、今日その条件に当てはまっているかを出します。閾値は台帳(=このページの公開値)をそのまま使い、この表示のために作り直しません。

多重比較に注意してください
台帳では約39回の検定を回しているため、|t| が2をわずかに超えるものは偶然でも数本出ます。 「有望かもしれないので今後も見る」以上のものではありません。

この区分で使っている単一指標の閾値

下の値は、日次で記録している「観測ポイント」(日次アーカイブの各ページに残ります)の生成にも使っています。

項目算出方法条件
市場の温度25日騰落レシオ(値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数の25日移動平均)130以上=過熱 / 70未満=低水準
短期と中期の温度差|5日騰落レシオ − 25日騰落レシオ|40 以上
指数と実態の乖離日経平均の騰落率 − 225銘柄の騰落率の中央値(Breadth Gap)。正なら指数主導、負なら実態先行絶対値 2.0pt 以上
寄与の集中絶対寄与の上位5銘柄が、225銘柄の絶対寄与合計に占める割合70%以上=集中 / 35%未満=分散
外部の警戒感VIX指数の水準30以上
需給の入れ替わり出来高急増かつ値動きが小さい銘柄(C類型)の件数3件以上
決算反応の集中TDnetに決算短信を提出した銘柄数50社以上
似た局面の不在過去2年で現在と十分似た局面のエピソード数3未満
予測指標ではありません
「指数と実態の乖離」と「寄与の集中」については、その後の値動きを予測する力が無いことを検証済みです。 日経225・487営業日で12通りの検定を行い、すべて統計的な優位性を確認できませんでした(検証結果 →)。 これらは今日の相場がどういう構造だったかを説明する記述として表示しており、明日の値動きを示すものではありません。
変更履歴内容
2026-08-19「今日の観測」を4区分(変化/異常/注意イベント/検証済み)へ統合し、該当するものだけを出す形に変更。毎日6項目を必ず出す形と、5段階ラベル(やや強い/強い/極端)は廃止。旧6項目のうち当日ライブの数値(騰落中央値・日経との乖離・上位5銘柄の集中・25日騰落レシオ)は「本日の市況」へ移動

5日騰落レシオの閾値

25日騰落レシオが一般的な指標なのに対し、5日騰落レシオには広く使われている基準値がありません。そこで当サイトは実際の分布の分位点から決めています。

区分閾値根拠
短期の過熱184 以上2024-09-19〜2026-08-14(463営業日)の分布の上位10%点
短期の冷え68 以下同・下位10%点

この値は分布から決めたものであり、成績への当てはめではありません。「この閾値だと過去の成績が良く見える」という選び方をすると、いくつも試して一番良かったものを採るのと同じで、偶然の山を拾うだけになります。当サイトが重みの調整を拒否してきたのと同じ理由で、閾値もデータに合わせにいきません。

一度公開した閾値は固定します。蓄積が伸びて再較正する場合は、根拠(分布のどの分位点か)を明示したうえで下の変更履歴に残します。過去成績は シグナル台帳 に掲載しています。

変更履歴内容
2026-08-16初版。463営業日の分布のp10 / p90 から 68 / 184 を採用

「起点日ランキング」の候補日の選び方

起点日ランキング ・ 状態スクリーナーは、指定した日の終値から直近の確定終値までの騰落率で日経225を並べる機能です。起点日は自由に指定できますが、「流れが変わった候補日」としてワンタップで選べる日付も機械抽出して出しています。その選定基準を公開します。

規則条件出所
① 前営業日からの変化が大きいWHAT CHANGED? が1件以上発火した日(前日差の絶対値が過去分布の p90 超)①変化の閾値
② 構造が平常と違う複合状態が1件以上発火した日(指数と実態の食い違い・少数銘柄への集中・特定業種への偏り)②異常の閾値
③ 日経平均が大きく動いた|騰落率| が直近60営業日の分布の上位10%(p90)に入る日窓内の分位点

探す範囲は直近60営業日。2営業日以内に隣接する候補日は同じ転換点とみなし、その塊の中で最も強く発火した日を代表に採ります(同点なら古い方)。強さは発火した規則の重みの合計(①変化・②構造は各2、③大きな値動きは1)で、これも成績ではなく規則の数から決まります。残ったものを新しい順に最大5件まで出します。

当初は「塊の中で最も古い日」を代表にしていましたが、塊の中に明らかに強い日があるとそれが隠れるため改めました。実測 2026-08-05(変化1件+構造3件・日経 +3.66%)が、2営業日前の 2026-08-03(変化2件・構造0件・日経 -0.94%)に代表を取られて候補から消えていました。どこで塊の境界が切れたかに代表が左右されるのは恣意的だからです。

成績には当てはめていません
候補日はすでに公開済みの規則と分位点だけから決めており、「この日を起点にすると成績が良く見える」という選び方はしていません。 当サイトが重みや閾値の調整を拒否してきたのと同じ理由です。 候補に挙がらない日でも、日付を直接指定すれば同じように集計できます。
これは過去の記録であって予測ではありません
表示するのは起点日からの騰落率の記録です。この先も同じ方向へ動くことを示すものではありません。 当サイトが検証した範囲で、値動きの方向を予測できた指標はありません(検証レポート)。

集計の細かい規則

項目扱い
休場日を指定したとき直前の営業日の終値を起点にします。丸めたことは画面に明示します
終了日終値が150銘柄以上そろっている最後の日(確定日)。当日の日中値は使いません
対象期間記録している約2年(488営業日)の範囲。範囲外を指定するとその旨を表示します
騰落率(終了日の終値 − 起点日の終値)÷ 起点日の終値。分割は遡及調整済みの終値を使用
業種別業種ごとの中央値(平均だと1銘柄の極端な値に引っ張られるため)
出来高の平常比期間中の平均出来高 ÷ 起点日より前の20営業日の平均出来高。株数であって売買代金ではありません

「日経σバンド」のラベル定義と閾値

日経平均の終値が、直近N日の移動平均から標準偏差いくつぶん離れているかを測ります。いわゆるボリンジャーバンドと同じ構成です。

記号定義
MA直近N日の終値の平均(主系統 N=25、参考 N=75)
σ(SD)同じN日の終値の母標準偏差(標本ではありません)
z(終値 − MA)÷ σ。バンドは MA ± 1σ / 2σ / 3σ

状態の命名(売買の示唆ではありません)

境界値は外側の帯に属します(半開区間。VIXゲージと同じ規約)。実測の頻度は2024-09-25〜2026-08-20の463営業日・25日窓のものです。

ラベル範囲この2年での頻度
統計的過熱圏z ≥ +28.4%
やや過熱+1 ≤ z < +230.9%
平常圏−1 < z < +147.7%
やや売られすぎ−2 < z ≤ −19.1%
統計的売られすぎ圏z ≤ −23.9%
頻度が左右対称でないのは、この2年が上昇相場だったからです
期間中に日経平均は 38,063 → 66,220(+74.0%)。終値が移動平均の上に居続けたため、 z の中央値は +0.76、z > 0 の日が 69.8% を占めます。 つまり「やや過熱」は、この期間では上昇トレンドの平常状態に近い意味を持ちます。 そのため画面では「過去2年の分布で何パーセンタイルか」を必ず併記しています。 ラベルは σ という標準的な定義のまま固定し、分布に合わせて閾値を動かすことはしません(当てはめになるため)。
統計的な優位性は確認できませんでした
「σの端で天井・底が分かる」は予測的な含意を持つ主張なので、公開前にバックテストしました。 結論は検出できずです(検証結果 →)。 ラベルは統計的にどのくらい端にいるかの記述であって、売買の示唆ではありません。 「買い場」「売り場」といった語は使いません。

朝の見取り図に出す条件

毎日出すと意味を失うので、現在のzが過去2年の分布で上位5%または下位5%に入る日だけ出します(およそ10日に1日)。 値ではなく順位で決めています —— 上の表のとおり z の分布は期間によって偏るためです。

変更履歴内容
2026-08-20初版。25日/75日窓、ラベル5区分、朝の発火条件は分布の上下5%点

業種の分類について

当サイトの標準の業種は EDINET の34区分です。金融庁が公開しているコードリストの「提出者業種」をそのまま使っています。現在 3822銘柄に業種を付けています(2026-08-25 時点)。

使う場所どの分類か理由
起点日ランキングの業種別中央値 / 異常値の業種乖離 / 銘柄ページの業種表示・同業種リンクEDINET 34区分当サイトが扱う全銘柄に付けられるため
寄与度 / セクターフロー / ヒートマップのセクター帯 / Breadth系日経の業種分類これらは日経225という指数の機能なので、指数の分類のまま使います
潮目のC系統(セクターの偏りの急変)/ 複合状態の業種ルール / 前日からの変化の業種項目日経の業種分類日経ベースの蓄積で閾値を較正した検知器だからです。分類を替えると較正がやり直しになるため、そのまま維持します

2つの分類は別のフィールドで持ち、混ぜていません。同じ銘柄でも区分が違うことがあります(EDINETは34区分、日経は33区分で別体系)。画面では「電気機器(EDINET分類)」のように、どちらの分類かが分かる形で出しています。

異常値の業種乖離について注意があります。この指標は過去に103,864件で検証しましたが、その検証は日経の業種分類で行ったものです。EDINET分類へ替えた現在の定義には、その検証結果はそのままは当てはまりません。あらためて検証する必要があります。

出典: EDINET閲覧(提出)サイトをもとに RegimeNote 作成

RN1000(当サイト独自のユニバース)

売買代金の上位1000銘柄を四半期ごとに機械で選び直しています。順位づけに使うのは売買代金だけで、値動きの良し悪しは一切見ていません。2026-08-31 に 500銘柄から 1,000銘柄へ広げました。

何が増えたのか(実測)

「グロース市場をカバーするため」ではありません。そう言えたら分かりやすいのですが、実測すると事実に反します。母集団4,160銘柄のうちグロース市場は 638銘柄(15.3%) ありますが、売買代金で上位1,000に入るのは 55銘柄 だけで、500→1,000 で増えるのは 35銘柄です。しかもその大半は売買代金5億円未満です(20億円以上は15銘柄で、これは拡大前から入っていました)。

実際に増えたのは 売買代金がおおむね4億円以上の中小型株 です。各順位の売買代金は 500位=14億円 / 750位=6億円 / 1,000位=4億円(2026-08-31 実測)。

機能拡大の効果
起点日ランキング / 状態スクリーナー / 銘柄ページ効きます。流動性の下限を持たないので、増えた銘柄がそのまま対象になります
異常値ランキング1銘柄も増えません。低流動性を除く下限が20億円で、501〜1,000位はこれに届かないためです

異常値の下限20億円は動かしません。これは日経225内の分布から較正した値で、拡大に合わせて下げると較正がやり直しになります。拡大分についての統計を出すときは 参考値(較正中) と明記して別に扱います。

ETF・投資信託をどう外しているか

ETF や投資信託は事業会社ではないので、このユニバースに入れていません。以前は社名で判定していましたが、銘柄マスタの略称にその語が無いものはすり抜けます。実際に 1545(NASDAQ100連動)と 1326(金) が混入しました。

いまは「投信形式の決算短信を出したことがあるか」で外しています。実在の事業会社が投信形式で短信を出すことは構造的にありえないので、これが主判別です。実測(251営業日)では該当が 380銘柄あり、全件が ETF・投資信託で実在の事業会社の混入は0、現ユニバース1,000銘柄との重なりも0件でした。

ただし完全ではありません。たとえば 1326(SPDRゴールド・シェア)の短信は「2025年9月期SPDRゴールド・シェア決算短信」で、投信の目印が一つもなく普通の事業会社の短信と区別が付きません。こうしたものはコード直指定で補います(現在1件)。実物で ETF・投資信託だと確認できたものに限っています。

使わないことにした判別(記録だけ残しています)

「EDINET コードリストに不在」も試しましたが、そのままでは使えません。「EDINET コードリストに不在」を手がかりにすると、実在の事業会社まで巻き込みます —— 実測で 8283 PALTAC(東証プライム・売買代金 約12億円/日)が不在でした。コードリストは11,385行あるうち証券コードを持つ提出者が3,821件(34%)しかなく、カバレッジが部分的だからです。

そこでこの判別は「記録するだけ」で、構成には反映していません。除外しようとした銘柄は入替のたびに全件残るので、判別材料が揃った時点で有効化を判断します。検証を通っていない判定を本番の挙動に効かせないという当サイトの原則どおりです。

参考: 判別の条件は「コードリストに不在 かつ 価格履歴が1年以上の銘柄を除外する。不在だけで切ると EDINET へまだ提出していない新規上場を巻き込むため、履歴の条件で IPO を守っている(真の ETF はいずれも長い履歴を持つので除外性能は落ちない)」で、新規上場を巻き込まないよう履歴365日以上に限っています。当初の候補だった「提出者種別」では判別できません —— 証券コードを持つ提出者は「内国法人・組合 3,816/外国法人・組合 5」の2種別しかないためです。

条件扱い
EDINET コードリストに在る残す(事業会社)
不在 かつ 価格履歴が365日以上除外の候補として記録(構成からは外しません)
不在 かつ 価格履歴が365日未満残す(新規上場を守る。次の四半期入替で再判定します)
不在 かつ 履歴が分からない残す(分からないものは切りません)

根拠は実測です。ETF は EDINET のコードリストに1件も載っていません(1545 / 1326 / 1306 / 1321 / 1570 / 2516 / 1671 をすべて確認)。ETF は信託であって、EDINET に提出するのは運用会社だからです。一方トヨタ自動車やキオクシアホールディングスは業種・上場区分つきで載っています。

この規則は、ユニバースの定義に EDINET のカバレッジ依存を持ち込みます。コードリストに載るのが遅れた銘柄は、履歴が365日を超えた時点で除外されてしまいます。その代償を受け入れる代わりに、除外した銘柄は入替のたびに全件記録し、件数が 20件を超えたらコードリスト側の異常を疑う警告を出します(通常はごく少数です)。

グロース市場の識別は社名略称の接頭辞 G- によるもので、これは非公式ミラー(yanoshin TDnet)の表記であって公式の市場区分ではありません。状態スクリーナーの市場区分の軸は、この表記ではなく有価証券報告書の記載から取っています(銘柄ページの対象)。

項目内容
母集団TDnetに決算短信を提出した全上場銘柄(当サイトが累積している銘柄マスタ)のうち、直近12ヶ月に開示があるもの
除外ETF・REIT・投資信託(社名で判定。コード帯で切ると事業会社を落とすため)/コード形式が不正なもの
順位づけ直近20営業日の平均売買代金の降順。同額はコード順(決定的にするため)
必要日数測定に15営業日以上そろっていること(新規上場直後は対象外)
入替四半期ごと(1月・4月・7月・10月)。入替のたびに構成を履歴として保存します
突出した銘柄1銘柄で測定できた母集団の合計の10%を超えるものには注記を付けます。除外はしません —— 売買代金が突出する銘柄は実在し、突出していること自体は測定の誤りの証拠にならないためです

売買代金は「終値×出来高」の近似です。取得元が売買代金そのものを返さないため、当サイトでは一貫してこの近似を使っています(異常値の算出でも同じ)。

この定義には日経225が一切出てきません。母集団は決算短信、順位づけは出来高と終値だけで決まります。日経平均の構成銘柄やウエートに依存しないので、指数まわりの前提が変わってもこのユニバースはそのまま残ります。

過去の構成は捨てません。銘柄別のデータは構成とは独立に保存しているので、起点日ランキング ・ 状態スクリーナーのような過去区間の計算は、構成が入れ替わっても壊れません。入替で対象外になった銘柄のページも削除せず、「現在は集計対象外(最終対象日)」の注記付きで最終対象日時点の記録として残します(過去の対象銘柄の一覧)。

現在の構成: 2026-Q3(1000銘柄・基準日 2026-09-01)。母集団は 4160銘柄で、うち測定できたのが 4160銘柄です。

銘柄ページの対象 —— 国内上場株(東証上場分)

銘柄ページは、国内上場株のうち東京証券取引所に上場している会社を対象にしています。

分析や検知器の母集団(RN1000 と日経225)はこれとは別で、広げていません。RN1000 の外の銘柄のページには現在地と記録を載せていますが、RN1000 を母集団にした集計(異常値ランキング・起点日ランキング・状態スクリーナーなど)には入りません。

対象の決め方

  1. 当サイトの銘柄マスタ(TDnet の決算短信から積み上げた一覧)と EDINET のコードリストの両方に載っている会社
  2. そのうち、有価証券報告書の「上場金融商品取引所名」に東京証券取引所の記載がある会社
  3. 有価証券報告書の欄が読めない会社だけ、東証の日足が取れるかで補っています(これらのページには市場区分を表示していません)
  4. RN1000・日経225の構成銘柄は、上の条件にかかわらず含めます

記載の読み方

市場区分の表示

銘柄ページの市場区分(「東証プライム」など)は有価証券報告書の記載どおりに出し、提出日を時点として添えます。区分が読めない場合は取引所名だけ、取引所名も読めなければ表示しません。有価証券報告書は年1回の提出なので、市場区分の変更が表示に反映されるまで最長で1年ほどかかります。

対象外にした会社

東証以外(名古屋・福岡・札幌)だけに上場している会社などは、ページを作っていません。一覧は下のとおりです。

対象外にした会社の一覧
コード社名有価証券報告書の記載理由
—

出典: EDINET閲覧(提出)サイトをもとに RegimeNote 作成

RN総合(当サイト独自の時価総額加重指数)と寄与

RN総合は、RN1000 の構成銘柄を発行済株式数で加重した指数です。その日の構成銘柄について、前営業日終値 p・当日終値 c・発行済株式数 s とすると

RN総合の変化率 = ( Σ s×c ) ÷ ( Σ s×p ) − 1
銘柄の寄与     = s×(c − p) ÷ ( Σ s×p )

分母をその日の構成から毎日組み直すので、除数も基準日も持ちません。構成が入れ替わっても、株式数が更新されても、寄与の合計はその日の変化率と厳密に一致します。寄与は bp(1pt = 100bp)で表示します —— 銘柄自身の前日比(%)と混ざらないようにするためです。

重みの出所と、その限界

重みは直近提出の発行済株式数(年2回更新・提出日時点)です。増資・自己株消却は次回提出まで反映されません。加重の重みとしての近似であり、その日の正確な時価総額ではありません。

出所は EDINET の有価証券報告書・半期報告書(XBRL)で、採る値は「提出日現在発行数(普通株式)」です。自己株式(金庫株)は控除していません。控除後の株式数も EDINET から取れますが、この版では発行済株式総数をそのまま使っています。

浮動株調整をしない理由

重みは公的開示(EDINET)のみから誰でも再現できることを設計原則とします。浮動株係数は有償の権利データであり、これを使うと重みの再現可能性が失われます。

この原則が掛かるのは重みだけです。終値は Yahoo Finance(約20分遅延・終値ベース)から取っており、構成銘柄の母集団(RN1000)は適時開示の非公式ミラー由来の銘柄マスタから選んでいます。指数全体が公的開示だけで再現できると書くのは事実に反するので、範囲を重みに限って書いています。

構成外になる場合(3種類・自己修復型)

次のいずれかに該当する銘柄は、その日の構成から外します。3つを1つの「構成外」に潰しません —— 何が分からないのかが別だからです。該当銘柄のページにも理由ごとの注記を出します。

理由内容どう戻るか
株式数が取れない有価証券報告書・半期報告書がまだ提出されていないため、発行済株式数を取得できません初回の提出で自動的に構成へ入ります
株式数が分割前発行済株式数の提出日より後に株式分割があり、株式数が分割前のまま残っています。株価は分割にあわせて遡及調整されるため、そのまま掛けると時価総額が食い違います次の提出(年2回)で自動的に構成へ戻ります
終値がそろわない対象日か前営業日の終値が記録にありません終値が記録され次第、構成へ戻ります

有価証券報告書をまだ提出していない新規上場の銘柄は、上場時の公表値で代替しません。出所が混ざると「重みは公的開示のみから再現できる」という定義が汚れるためです。初回の提出で自動的に構成へ入ります。

構成が足りない日は数字を出しません

指数は総和なので、1銘柄の欠測が全銘柄の寄与を同時に歪めます。模擬データでは、重み87%の銘柄が1つ欠けるだけで指数が +0.43% から −3.33% へ反転しました。そのため構成が候補の 95% に満たない日は算出せず、その旨を出します。

「寄与の合計=変化率」は検算ではありません。この一致は定義から自動的に成り立つ恒等式で、どんな部分集合でも成立します。実際、1,000銘柄のうち先頭21銘柄だけで計算すると指数は +0.255% から +0.466% へ 0.211pt ずれますが、一致の確認は両方とも通ります。数字が正しいことの根拠にしているのは、合計の一致ではなく構成の充足率です。

取得できないときの動き

EDINET は予告なく停止しうるので、取得できない期間は最後に取れた値を使い続けます。株式数がいつ時点のものかは銘柄ごとに保持しており、運用画面に「株式数データの最終更新」を出しています。

いつ算出しているか

大引け後に確定した終値だけから算出します。日中のライブ値は使いません。前営業日の値を当日として出すこともしません。

限界

誰でも検算できます

/api/rntotal?full=1 が構成銘柄の全行(株式数・提出日・前営業日終値・当日終値・重み・寄与)を返します。上の式にそのまま当てはめれば同じ数字になります。株式数の出所は /api/sharecount?rate=1、終値は /api/universe?check=銘柄コード で個別に確かめられます。

潮目(転換候補)の系統と判定

新しい検知器は作っていません。これまでに公開してきた検知器をそのまま「系統」として束ね、3営業日以内に 3系統以上が発火した日を転換候補としています。

系統発火の条件閾値の出所kに数える
A 複合状態指数と実態の食い違い・寄与の集中・業種の偏りのいずれかが発火した日既存の公開閾値(/about#signals)する
B 前日からの大きな変化WHAT CHANGED? が発火した日(前日差が過去分布の p90 超)既存の公開閾値する
C セクター資金の偏りの急変業種の広がり(上位・下位)の前日差が蓄積の p90 以上新規・分布の p90する
D 異常値銘柄の急増出来高が平常の2.0倍以上になった銘柄数(2026-08-25 時点の日経225の225銘柄で数える)が、蓄積の p90 以上銘柄側は既存の公開値(SURGE_RATIO=2.0)/日次の件数は新規・分布の p90。母集団は較正した日の225銘柄に固定する
E デリバティブの構造変化同一窓ATM-P/Cの大変化・下方テールの急増既存の暫定値。建玉が遡及できないため k に数えないしない

デリバティブ(E)を k に数えないのは、遡及できないからです。建玉は当日分しか公開されず、過去に E は存在しません。E を k に含めると、過去のデータで決めた k の意味が本番で変わってしまいます。E は画面に併記するだけの暫定系統です。E系統(先物・オプション)は、建玉の蓄積が60営業日に達した時点で正式な系統に加えるかを測って判断します。現在の4系統の判定は変更しません。

新規に決めた閾値は分布の p90だけです —— セクターの広がりの前日差 4.39pt、出来高2倍以上になった銘柄数 23銘柄、転換確定の状態変化 0.641。成績には当てていません。k と近接窓は「候補の頻度が月0.5〜2回に収まること」と「説明のしやすさ」だけで決めており、実測は月 1.6回です(2026-09-20 算出・蓄積 512 営業日)。

D の母集団は2026-08-25 時点の日経225の225銘柄に固定しています(日経225の銘柄入替やユニバースの拡大で数える銘柄が変わると、閾値ごと別の検知器になるため)。2026-08-30 に、ユニバースを広げた後の測定のついでに D が523銘柄で作り直され、閾値が55銘柄に変わっていました。2026-09-15 に気づいて225銘柄へ戻し、出来高の収集の後に日次で件数を足すようにしました。それまでの 2026-08-31〜09-14 の11営業日は D の件数が更新されておらず、候補を A・B・C の3系統だけで判定していました。

転換確定の判定

候補日から 10営業日後に機械で判定します。測るのは状態が別物になったかで、上がったか下がったかではありません。指数の騰落率そのものは使いません —— 使えば方向の判定になり、当サイトの原則に反します。

/since の候補日と、潮目の候補は別ものです

同じ日が片方にだけ出ることがあります。これは食い違いではなく、検知器の厳しさが違うためです。起点日ランキング ・ 状態スクリーナーの候補日は「区間を切るための緩い目印」で、1つの規則が発火すれば候補になります。一方この潮目は「複数系統の合意を要求する厳格な検知器」で、3系統以上が近接して発火しないと候補になりません。たとえば 2026-08-17 は複合状態(A系統)だけが発火した日で、「構造が特徴的だった日」ではあっても「市場全体の状態が切り替わった日」だとは機械は言っていません。そのため /since の候補日には出ますが、潮目の候補には出ません。どちらを見るかは目的次第です —— 区間を切って比べたいなら /since、状態の切り替わりを厳しく見たいならこちらです。

検知器の成績を隠しません

転換候補を出すページには、適合率・誤報率・再現率・先行性を常時併記します。転換確定は定義上「全営業日の上位10%」なので、無作為に同数の候補を出しても適合率は約10%になります。実測がそれをどれだけ上回るか(あるいは上回らないか)を、二項検定の p 値とともに出します。Evidence分類は「検証中」から始めます。成績が偶然と区別できるようになるまで、これは検証中のままです。

Evidence(この数字をどう受け取ればいいか)

当サイトの数値には4つの分類のどれかを付けています。目的は統計用語を読ませることではなく、その数字をどう受け取ればいいかが一目で分かることです。だから分類は4つしか作っていません。

分類短い言い換え意味
再現性確認検証済み過去データで繰り返し確認できた性質です。ただし確認できたのは変動の大きさで、上がるか下がるかの方向ではありません。
状態説明状態の記述今日の相場がどういう構造だったかの記述です。翌日以降を予測する力は確認されていません。
予測力なし差は出なかった検証した結果、統計的な優位性は確認できませんでした。それでも今日の状態の説明としては使えるので出しています。
検証中偶然の範囲かも差が出ているように見えても多重比較を考えると偶然でも出る水準か、まだ検定に足る蓄積がありません。今後も観察を続けます。

文言はコードの1箇所(_evidence.js)にしかありません。同じ分類が画面ごとに違う言葉で説明されると、読者は分類そのものを信用しなくなるためです。表示側は受け取ったものを描くだけで、独自の言い換えを持ちません。

表記ゆれは吸収しています(「予測力未確認」→「予測力なし」、「検証済み」→「再現性確認」)。バッジは <details> だけで開閉し JavaScript を使わないので、後から差し込まれる要素がなくレイアウトのずれ(CLS)が起きません。

使い方から知りたい方へ: RegimeNote の読み方(毎朝5分の動線) に、一日のどこで何を見るかをまとめています。

「先物の手口」の定義と外資の分類

日経225先物(ラージ)の取引参加者別取引高から、外資系証券の手口が全体に占める割合を出しています。出所はJPXが日次で公開している「取引参加者別取引高」で、公開は1営業日遅れです。

項目定義
立会日中取引(whole_day)+ ナイト・セッション(night)の合計
J-NET立会外取引(whole_day_J-NET + night_J-NET)
外資系の手口シェア下の11社の取引高合計 ÷ 立会の取引高合計

外資系に分類している11社

ABNクリアリン / ソシエテG / バークレイズ / JPモルガン / シティグループ / モルガンMUFG / ゴールドマン / UBS / ビーオブエー / BNPパリバ / ドイツ

サスケハナ・ホンコンとインタラクティブ証券は主系列に含めていません。含めると比率が数ポイント上がるため、参考値として別に保持しています。分類は正規化前の参加者名で行っています —— 「証券」を除いてから照合すると「モルガンMUFG」(外資)と「三菱UFJ」(国内)を取り違えるためです。

この比率がその後の値動きを予測するかは、まだ検証できていません
JPXの公開ファイルは数ヶ月ぶんしか遡れないため、現在の蓄積では検定に足りません (エピソード5件・月4件という当サイトの下限に届きません)。 したがって画面に出している閾値は暫定値で、蓄積の分位点から機械的に出しているだけです。 蓄積が1年ぶんに達した時点で検証し、結果を 検証レポート に掲載します。 それまでは「誰が売買したか」の記録としてご覧ください。

建玉の扱いと「警戒レベル」の設計

日経225オプションの建玉残高は当日分しか公開されません(前営業日以前のファイルは削除されます)。そのため遡及ができず、閾値を分布から決めるための母数がゼロから始まります。ただしファイルには前日建玉が同じ行に入っているため、記録初日から前日からの変化は出せます。そこで 先物・オプション需給 では次の方針を採っています。

系統扱い条件
手口(外資シェア)正式(分位点ベース)蓄積の上位1割以上 または 下位1割以下。閾値は暫定値で、蓄積が伸びると値は動きます(上位1割・下位1割という決め方は変えません)
建玉(同一窓ATM-P/C)暫定(変化ベース)前日比 ±3%以上。水準ではなく動きだけを見ます
建玉(下方テール)暫定(変化ベース)現値×0.85以下のPUT建玉が前日比 +5%以上

合成した「警戒レベル」の数値は表示しません。出すのは寄与の内訳(正式/暫定のタグつき)だけです。建玉が60営業日ぶん貯まった時点で分位点へ切り替えて再較正し、水準の判定はそこから開始します。

同一窓の ATM P/C と 額面の P/C は別物です

額面のP/Cは全ストライクの建玉合計で計算するため、現値から遠いストライクの厚みに引っ張られます。同一窓のP/Cは現値の上下2,000円に入るストライクだけで比べたもので、いま取引されている水準の近くでどちらに厚みがあるかを見ます。画面では両方を別の項目として出し、どちらであるかを必ず明示しています。

想定レンジに日経VIを使っていません

本来この用途にはオプション価格から逆算した予想変動率(日経平均VI)を使いますが、無料で取得できる経路を確認できませんでした。代わりに25日の終値の標準偏差で幅を出しており、画面にもその旨を明記しています。オプション市場が織り込んでいる変動率ではなく、過去25日の実際の値動きのばらつきです。

変更履歴内容
2026-08-20初版。手口のみ先行公開(閾値は暫定)。建玉は蓄積開始
2026-08-20建玉のストライク別を保存する形に変更し、P/C・Max Pain・上位ストライク・同一窓ATM-P/C・下方テールを 専用ページ で公開。警戒レベルは手口=正式/建玉=変化ベースの暫定で開始(60営業日で再較正)

銘柄の現在地

個別銘柄のページの最上部に出している状態の記述です。売買の示唆ではありません。総合点も「4条件中3点灯」のような集計も作っていません —— 集計は事実上のレーティングになるためです。各行は独立した事実で、並べて読むものです。

トレンドの並び

閾値がありません。25日・75日・200日移動平均の大小関係の符号だけで決まります。

ラベル条件出現頻度(実測)
上昇の並び25日線 > 75日線 > 200日線44.3%
並びのねじれ上のどちらでもない33.8%
下落の並び25日線 < 75日線 < 200日線21.9%

あわせてその並びが何日続いているかを出します。19日未満=変わったばかり / 49日以上=長く続いている(実測の p33 / p67)。「上昇の並びになったばかり」と「長く続いている」は別の状態だからです。

当初は「移動平均の並び × 52週レンジ内の位置」で命名する設計でした。実測して取りやめています。2つの軸が同じ情報を持っており、9通りのうち2つが 0.1% と 1.2%(1000日に1日)にしかならなかったためです。52週の位置は掛け合わせず、独立した行として出しています。

52週レンジの位置

直近1年の高値と安値のあいだで、いまどこにいるかを0〜100%で出します。安値圏 = 44.5%未満 / 高値圏 = 80.6%以上(実測の p33 / p67)。

25日線からの乖離

語彙も区切りも指数のσバンドと同じものを使います(統計的過熱圏 / やや過熱 / 平常圏 / やや売られすぎ / 統計的売られすぎ圏・±1σ / ±2σ)。

個別は指数より裾が厚く、|σ乖離| が1を超える日が 53.5%、2を超える日が 12.5% あります。「やや過熱」はこの母集団では普通の状態です。それでも区切りを分布に合わせて動かしていません —— この母集団に合うように選び直すのは、成績への当てはめと同じだからです。代わりにこの事実を画面にも書いています。

この銘柄の分岐点

どちらへ動くかは書きません。出すのは「いまどこにいるか」と「そこを越えたら何が変わるか」の条件文だけです。需給ページの「今日の分岐点」と同じ規律で、「抜けそう」「守られ」「攻防」「節目を意識」といった語は実装で禁止しています。

25日線の項目には基準率を添えています —— この2年で終値が25日線を下回った日は 42.9% あり、線の上下が入れ替わること自体は珍しくありません。

出来高が集まった価格帯を、取得単価や損益の言葉に翻訳していません。終値×出来高から「買い方の平均取得価格」は導けません(売り手が必ず同数いるためです)。出しているのは「どの価格帯に出来高が集まったか」という事実だけです。

区分の出所

すべての区分は 512銘柄 × 直近2年 = 250,211観測(銘柄×営業日)の分位点から決めています。成績に合わせて選んでいません。

状態スクリーナー

いまの状態で銘柄を絞り込む画面です。新しい指標は1つも作っていません。軸はすべて、すでに公開済み・較正済みのものか、素の測定量です。絞り込みの結果に予測する力があるかは検証していません。

軸区分出所・注記
トレンドの並び上昇の並び(25日線 > 75日線 > 200日線) / 並びのねじれ(上のどちらでもない) / 下落の並び(25日線 < 75日線 < 200日線)25日線・75日線・200日線の並び。符号だけで決まり閾値を持ちません
その並びの継続変わったばかり(19日 未満) / 続いている(19 〜 49日) / 長く続いている(49日 以上)実測の p33 / p67(19日 / 49日)
52週レンジの位置安値圏(44.5% 未満) / 中位(44.5 〜 80.6%) / 高値圏(80.6% 以上)実測の p33 / p67(44.5% / 80.6%)
25日線からの乖離統計的過熱圏(z ≥ +2σ) / 過熱側(z ≥ +1σ) / 平常圏(−1σ < z < +1σ) / 売られすぎ側(z ≤ −1σ) / 統計的売られすぎ圏(z ≤ −2σ)指数版のσバンドと同じ境目(±1σ / ±2σ)。個別は指数より裾が厚く、|z| が1を超える日が53.5%あります
出来高の平常比細い(平常比 0.70倍 未満) / やや細い(0.70 〜 0.89倍) / やや多い(0.89 〜 1.16倍) / 多い(1.16倍 以上)帯の境目は 517銘柄 × 直近2年のプール分布の四分位点(p25 / p50 / p75・239,963観測)です。4等分なので「どこからが多いか」の判断は入っていません。
出来高の異常2倍以上(20日平均比) / +2σ 以上(普段の出来高からの離れ方)検証済みの定義(出来高 2倍以上/Zスコア +2σ以上)。確認されているのは翌日の変動の大きさであって方向ではありません
前年同期の決算日14日以内(暦日)364日前 ±3日に決算短信を出していた銘柄です。過去の実測では実際の発表日と一致したのが 58.8%で、4割は一致しませんでした
売買代金の規模帯小(20日平均売買代金 14.6億円 未満) / 中(14.6 〜 30.7億円) / 大(30.7 〜 82.4億円) / 特大(82.4億円 以上)帯の境目は 517銘柄 × 直近2年のプール分布の四分位点(p25 / p50 / p75・239,963観測)です。4等分なので「どこからが多いか」の判断は入っていません。 売買代金は終値×出来高の近似です
ボラティリティ帯低い(日次σ 1.54% 未満) / やや低い(1.54 〜 2.04%) / やや高い(2.04 〜 2.85%) / 高い(2.85% 以上)帯の境目は 517銘柄 × 直近2年のプール分布の四分位点(p25 / p50 / p75・239,963観測)です。4等分なので「どこからが多いか」の判断は入っていません。 直近60営業日の日次騰落率の母標準偏差です
業種(EDINET 34区分)データにある業種をそのまま寄与度・セクターフローで使う日経33業種とは別の分類です
市場区分(有価証券報告書の記載)データにある区分をそのまま有価証券報告書の記載どおりです。提出日時点の区分なので、その後の市場変更は反映されていないことがあります

帯の境目は 517銘柄 × 直近2年のプール分布の四分位点(p25 / p50 / p75・239,963観測)です。4等分なので「どこからが多いか」の判断は入っていません。 新しく切ったのは出来高の平常比・売買代金の規模帯・ボラティリティ帯の3つだけで、他は既存の公開値をそのまま使っています。

市場区分の軸について

市場区分は、有価証券報告書の「上場金融商品取引所名」の記載から取っています。読み方と、記載が読めない会社の扱いは 銘柄ページの対象 に書いています。

プリセット

プリセットは軸の組み合わせ方の例です。成績で選んだものではなく、発見の支援であって推奨ではありません。 この組み合わせに予測する力があるかは検証していません。

プリセット設定する条件この例を置いた理由
安値圏 × 出来高急増52週レンジの位置 安値圏 × 出来高の異常 2倍以上位置の端と出来高の異常という別系統の軸を重ねた例です。
52週高値まで3%以内52週高値まで 3% 以内単一の連続量で切った例です。区分ではなく距離そのものを指定します。
売られすぎ側 × 出来高2倍超25日線からの乖離 売られすぎ側 × 出来高の異常 2倍以上σの語彙(指数版と共通)と出来高の異常を重ねた例です。
上昇の並び × 変わったばかりトレンドの並び 上昇の並び × その並びの継続 変わったばかり状態そのものではなく、状態が変わって間もないことで絞る例です。
高値圏 × 出来高が細い52週レンジの位置 高値圏 × 出来高の平常比 細い2つの軸が逆を向いている組み合わせの例です。
小型 × ボラが高い売買代金の規模帯 小 × ボラティリティ帯 高い市場区分名を使わずに中小型・高ボラ層へ寄せる例です。

並び順

合成スコアも「おすすめ順」もありません。並べ替えに使えるのは単一の測定量だけです(売買代金 / 出来高の平常比 / 52週レンジの位置 / 52週高値までの距離 / 25日線からの乖離 / その並びの継続日数 / ボラティリティ / 前日比 / 銘柄コード)。複数の量を重み付けして1つの順位にすると、その重みが事実上のレーティングになります。当サイトはそれを作りません。

状態の組合せに付けた名前(読み筋語彙・全18セル)

文章を自由に作ってはいません。2つの軸でセルを決め、そのセルに割り当てた定型文をそのまま出しています。すべて現在形の状態記述で、方向の示唆・評価語は機械チェック(checkStyle)で弾いています。

分からないことは分からないと書きます。出来高は売り買いの合計なので向きを持ちません。安いところで商いが膨らんでも、投げが出ているのか拾いが入っているのかは記録からは分かりません。そこを埋めずに空けておくのがこの語彙の要点です。

表A: 52週レンジの位置 × 出来高の平常比

出来高の平常比は3段に畳んでいます(スクリーナーの4帯のうち下2つをまとめています)。畳まないと隣り合うセルの文がほとんど同じになり、区別があるように見えてしまうためです。

細い側
平常比 0.89倍 未満
平常
0.89 〜 1.16倍
多い側
1.16倍 以上
安値圏
44.5% 未満
52週レンジの安いところにいて、商いが普段より細っている状態です。
値位置と出来高がどちらも低い側にあります。関心が離れているのか、売りが一巡して動きが止まっているのかは、この記録からは分かりません。
この組合せには文を用意していません(平常の範囲で、その組合せに固有の言うことがないため)。行そのものを出しません。52週レンジの安いところで、商いが膨らんでいる状態です。
安い値位置に出来高が集まっています。**投げが出ているのか、拾いが入っているのかは、この記録からは分かりません** —— 売買には必ず両側がいるので、片側だけを読むことはできません。
中位
44.5 〜 80.6%
52週レンジの真ん中あたりで、商いが普段より細っている状態です。
値位置も出来高も手掛かりが薄い状態です。次に何が起きるかは、この組合せからは分かりません。
この組合せには文を用意していません(平常の範囲で、その組合せに固有の言うことがないため)。行そのものを出しません。52週レンジの真ん中あたりで、商いが膨らんでいる状態です。
値位置は平常の範囲にありますが、参加の量だけが増えています。何に反応した商いかは、この記録からは分かりません。
高値圏
80.6% 以上
52週レンジの高いところにいるまま、商いが普段より細っている状態です。
値位置と出来高が逆を向いています。参加する人が減ったのか、動かす材料が無いだけなのかは、この記録からは分かりません。
この組合せには文を用意していません(平常の範囲で、その組合せに固有の言うことがないため)。行そのものを出しません。52週レンジの高いところで、商いが膨らんでいる状態です。
高い値位置に出来高が集まっています。**買い進みなのか、利益確定の売りなのかは、この記録からは分かりません** —— 出来高は売り買いの合計なので、向きを持ちません。

表B: トレンドの並び × その並びの継続

並びは符号だけで決まり閾値を持ちません。継続日数は実測の p33 / p67(19日 / 49日)で切っています。

変わったばかり
19日 未満
続いている
19 〜 49日
長く続いている
49日 以上
上昇の並び
25日線 > 75日線 > 200日線
移動平均が上向きの並びに変わって間もない状態です。
25日線・75日線・200日線の上下関係が入れ替わったばかりです。この並びが続くかどうかは、この時点では分かりません。
移動平均の上向きの並びが続いている状態です。
3本の線の上下関係が保たれています。並びが続いていること自体は、この先の値動きについて何も示しません。
移動平均の上向きの並びが長く続いている状態です。
実測では、いまの並びが続いた日数は上位1/3に入ります。長く続いたことが、そのまま続きやすさを意味するわけではありません。
並びのねじれ
上のどちらでもない
移動平均の並びが崩れて間もない状態です。
3本の線の上下関係が一方向に揃っていません。崩れが一時的なものか、向きが変わる途中かは、この時点では分かりません。
移動平均の並びが揃わない状態が続いています。
上向きにも下向きにも揃っていません。**この状態は日経225の銘柄で最も多く、珍しいことではありません。**
移動平均の並びが揃わない状態が長く続いています。
実測では、いまの状態が続いた日数は上位1/3に入ります。揃わない期間が長いこと自体は、次に揃う向きを示しません。
下落の並び
25日線 < 75日線 < 200日線
移動平均が下向きの並びに変わって間もない状態です。
25日線・75日線・200日線の上下関係が入れ替わったばかりです。この並びが続くかどうかは、この時点では分かりません。
移動平均の下向きの並びが続いている状態です。
3本の線の上下関係が保たれています。並びが続いていること自体は、この先の値動きについて何も示しません。
移動平均の下向きの並びが長く続いている状態です。
実測では、いまの並びが続いた日数は上位1/3に入ります。長く続いたことが、そのまま続きやすさを意味するわけではありません。

網羅率

語彙表は 18セルで、うち 15セルが文を持ちます(83.3%)。残りは平常の範囲で、その組合せに固有の言うことがないセルで、行そのものを出しません。語彙表は**2軸ペアの表2つ**(18セル)です。現在地パネルの軸をすべて掛け合わせると 540通りありますが、**書き分けるとデータが支持していない区別を言葉で作ることになる**ので行いません。銘柄はそれぞれの表のちょうど1セルに落ちるため、出る文は最大2つです。

この語彙に、その後の値動きを予測する力があるかは検証していません。状態に名前を付けているだけです。

Max Pain の定義と、需給ページ先頭の見方

Max Pain は、日経225オプションの当限月(記録している限月のうち、満期がいちばん近いもの)の建玉から、次の式で機械的に計算した価格です。

Max Pain = 次の P(S) を最小にするストライク S
P(S) = ΣPUT 建玉(K) × max(K − S, 0) + ΣCALL 建玉(K) × max(S − K, 0)

K は各銘柄の権利行使価格、建玉(K) はその日の建玉残高(枚)です。S の候補は、その限月に建玉が記録されている権利行使価格だけです。P(S) は、満期の価格が S だったときにオプションの買い手が受け取る額(本質的価値)の合計にあたります。建玉は JPX の「デリバティブ建玉残高状況」を毎営業日記録したもので、1営業日遅れで公開されます。

項目決め方
現物との差Max Pain − 日経平均の終値(円)と、それを終値で割った割合(%)。終値は建玉と同じ日の確定値で、無い日は差を出しません
建玉の分布当限月のストライク別の CALL/PUT 建玉。現物の ±12% の範囲を描き、範囲の外の枚数は図の下に書きます。現物の上と下それぞれで、CALL と PUT の合計が最も多いストライクを1つずつ数字で出します。同じページの「今日の分岐点」の関門とは決め方が違います(関門は現値にいちばん近い厚み、ここは範囲の中で最も多いもの)
蓄積との比較差の大きさ(|Max Pain − 終値| ÷ 終値)が、ストライク別の建玉と確定終値の両方がある日の分布で、上位1割以上なら「普段と比べて離れている」、下位1割以下なら「普段と比べて近い」、その間なら「普段の範囲」と書きます。分位は外資系の手口シェアの閾値と同じ決め方で、蓄積が 20営業日に届かない間は位置を出しません

建玉が最も多いストライクや Max Pain は、建玉がどこにあるかの記述です。そこで値動きが止まることや、値動きの向きを示すものではありません。Max Pain と現物の差が、その後の値動きと関係するかは検証中です(R-9・結果 2026-11 以降)。検証の結果が出るまで、このページの先頭には方向にかかわる表示を置きません。

日の性格づけ(命名マトリクス・全9セル)

文章を自由に作ってはいません。2つの軸でセルを決め、そのセルに割り当てた定型語彙をそのまま出しています。軸の判定条件も下に全部書いてあります。

軸決め方段
① 執行圧力立会出来高の分位(蓄積の分布から。正式)。J-NETは根拠数値として併記するだけで合成しません下位33%以下=沈静 / 上位33%以上=活発 / その間=平常
② 建玉の入れ替わりΣ|当日建玉 − 前日建玉| ÷ Σ前日建玉(全限月・PUT+CALL)。暫定2%未満=ほぼ不変 / 2%以上=変化 / 4%以上=入れ替わりが大きい
建玉はほぼ不変建玉は静かに変化建玉構造が入れ替わり
執行は沈静商いも建玉も動かなかった一日執行は沈静ながら、建玉が静かに変化した一日商いが細るなかで建玉構造が入れ替わった一日
執行は平常平常の範囲で推移した一日平常の商いのなかで建玉が変化した一日商いは平常ながら建玉構造が入れ替わった一日
執行は活発商いは膨らんだが建玉は動かなかった一日商いが膨らみ、建玉も変化した一日商いが膨らみ建玉構造も入れ替わった一日

②の閾値 2% / 4% は丸めた暫定値です。建玉は当日分しか公開されず遡及できないため、分位点を出す母数がまだありません。60営業日ぶん貯まった時点で分位点へ差し替えます。その日の出力が良く見えるように数字を選ぶことはしません。

「静かな変化」の検出条件

全項目を並べず、下の条件を超えたものだけを最大3点出します。該当が無い日は「大きな構造変化はありません」と書きます。1限月につき1項目までとし、正式(分位点ベース)を先に並べます。

項目条件区分
外資系の手口シェア蓄積の上位1割以上 または 下位1割以下正式
一方向の積み増しPUTとCALLが同じ向きで、小さい側が大きい側の15%以下、かつ合計300枚以上暫定
逆向きの動きPUTとCALLが反対向きで、どちらも200枚以上暫定
積み増しペースの変化前日が300枚以上で、当日が50%以下に縮小 または 2倍以上に拡大(符号が同じ場合のみ)暫定
Max Pain の移動前営業日から動いたとき暫定
ATM窓のP/C前日比 ±3%以上暫定
下方テールのPUT前日比 +5%以上暫定

機序の自動注記(比率の見かけの変動)

ΔPUT÷ΔCALL のような比率は、分母が縮むだけで大きく動きます。それを見出しに立てると「PUT側が加速した」と読まれてしまうため、比率は独立した項目にせず、構造的な事実に添える注記として出します。

判定条件
注記を出す比率が前日比 ±50%以上動いた
「算術的な変化」と書く分母が前日の50%以下に縮み、かつ分母の変化率が分子の変化率を上回るとき
注記を作らない分子か分母の符号が反転したとき(+820 → −359 を「縮小」と書くのは誤りで、それは逆向きへの転換です)

実例:「なお偏り比率(ΔPUT÷ΔCALL)は 0.61 → 2.01 と動いて見えますが、これは分母のΔCALLが +1,051枚 → +316枚 に縮んだことによる算術的な変化です(分子のΔPUTは +641枚 → +634枚)」

今日の分岐点(関門の選び方)

方向は予測しません。出しているのは「いまの建玉がどこにあるか」と「どこを境に前提が変わるか」の条件文だけです。

項目決め方
探す範囲現値から上下 6% まで
厚みの下限建玉 500枚以上。これ未満は「厚み」と呼びません
どれを選ぶか現値にいちばん近いもの。いちばん厚いものではありません —— 知りたいのは「次にぶつかる厚み」だからです
「抜けた場合」の書き方その先に残る建玉の枚数と本数、および次の厚みの位置という構造の記述だけ。値動きの予想は書きません
朝の見取り図に出す条件現値が関門から 1σ 以内のときだけ。毎日出すと意味を失うためです

建玉が多いストライクという事実の記述であって、そこで値動きが止まることを示すものではありません。σは25日終値の標準偏差で、オプション市場が織り込む変動率(日経VI)ではありません。

この関門から先の値動きを予測する力は確認されていません。建玉の蓄積が1年ぶんに達した時点で検証し、結果を検証レポートに掲載します。

使う語・使わない語

建玉の記述に使う語彙を固定しています。ここに無い評価語は使いません。

使う語意味
増える / 減る建玉枚数の増減。符号がそのまま意味になる
積み増す同じ向きに建玉が増えること
偏る / 一方向PUTとCALLの増加量に差があること
入れ替わる総量が変わらず内訳が動くこと
広がる / 縮む分布の幅や差の大きさ
厚い / 薄い特定のストライクに積み上がった建玉の量
沈静 / 平常 / 活発出来高の分位に対応した3段階
算術的比率の変動が分母の縮小で説明できる場合
使わない語理由
悪化 / 劣化 / 改善建玉は売り買い同数なので、良し悪しが立場で反転する
反発 / 反落 / 上がる / 下がる相場の方向を示唆する(checkStyle が機械的に弾く)
警戒 / 注意(項目本文で)判断を促す語。見出しのラベルとしてのみ使う
買い時 / 売り時 / 狙い売買の示唆
だろう / はず / 見込み予測の語。当サイトは予測をしない
抜けそう / 割れそう / 守られ / 支えられ起きていないことの予測。関門は条件文で書く
攻防 / 防衛 / 死守 / 節目を意識市場に意思があるかのような比喩で、事実ではない
壁 / 支持 / 抵抗方向の含意を持つ。「建玉が最も多いストライク」と書く(checkStyle が機械的に弾く)

「悪化」「劣化」「改善」を使わないのは、建玉の記述として成立しないからです。建玉は売り手と買い手が必ず同数いるので、ある変化が「悪い」かどうかはどちら側に立つかで反転します。良し悪しの基準を置いた時点で「誰にとって」を書かない限り意味が定まりません。代わりに方向を持たない量の語(増える/減る/偏る/入れ替わる/広がる/縮む)を使います。

動くビジュアル(時間軸の再生と立体の地形)

新しい指標は1つも作っていません。既に記録してある数値を、時間の流れ(再生)と奥行き(立体)に翻訳して見せているだけです。描いている数値は同じページの表と同じもので、図から読める値は表でも検算できます。

面何を動かすか出所
先物・オプション需給「建玉の地形」日経225オプションの建玉を 左右=行使価格(500円刻み)・奥行=日付・高さ=建玉枚数 の立体として描きます。再生すると記録した営業日が順に積み上がり、日経平均終値(実線)と Max Pain(破線)が床の上を進みます。「断面」は1日ぶんを上(CALL)と下(PUT)に分けた2次元の図で、日を切り替えると高さが滑らかに変わります。▲▼は「今日の分岐点」と同じ関門(現値にいちばん近い 500枚以上・現値から±6%)です毎営業日記録している建玉(deriv:)と日次記録の日経平均終値(flow:)。建玉は当日分しか公開されないため、記録を始めた日から先だけが描かれます
先物・オプション需給「オプション手口の地形」同じ枠で、高さを日経225オプションの取引参加者別取引高(銘柄=行使価格ごと・立会)にしたものです。系列は限月ではなく誰が —— 海外勢(11社)の合計、期間合計の上位 4 社、その他の海外勢、国内ほか。JPX が公表するのは各銘柄の上位参加者だけなので、描かれていないことは取引が無かったことを意味しません(要約文にも毎日その旨を出します)。期近の限月(最新日にいちばん商いのあった限月)だけを描きます毎営業日記録している取引参加者別取引高(dopt:・行のまま保存)。手口ファイルは数ヶ月残るので遡及できます
マーケットボード「日経225ヒートマップ」の再生日付タブの末尾の「▶ 再生」で、記録した日のヒートマップを古い順に切り替え、最後に本日(ライブ)へ戻ります大引け後に記録している全銘柄スナップショット(snap:)

色と表示範囲

PUT は水色、CALL はアンバーです。前日比の緑・赤は使いません —— PUT と CALL は上下ではないので、方向を連想させる色を当てないためです。行使価格は最新の日経平均終値から ±12%(オプション手口は商いが現値近辺に集中するので ±8%)の範囲だけを描き、範囲の外にある枚数は図の下の文字に出します(黙って落としません)。

動きの扱い

外形(高さ)は固定なので、再生しても回転してもページの他の部分は1pxも動きません。OS で「視差効果を減らす」(prefers-reduced-motion)を選んでいる場合は、自動の回転と高さの補間をやめて段階的な切り替えだけにします。画面から外れると再生は止まります。図の意味(日付・建玉の合計・終値・Max Pain)は必ず文字としても出すので、図が描けない環境でも数字は読めます。

この図に、その後の値動きを予測する力があるかは検証していません。建玉がどこにあるか・どう変わってきたかの記述であって、そこで値動きが止まることや向きを示すものではありません。外部の描画ライブラリは読み込んでおらず、canvas に自前の等角投影で描いています。

「平常から外れた数字」の決め方(数字の格付け)

主要指標のタイルは18枚とも同じ大きさなので、今日どれが普段と違うのかが一目で分かりません。そこで、既に出している数字についてその大きさが直近の分布の中でどの位置にあるかを付け、上位のものだけをトップの先頭に出し、タイルにも印を付けています。新しい指標は作っていません。

2026-09-14 の取引時間中、ソフトバンクグループが前日比 −11% を超えて動いた日に、先頭は「普段と大きく違う数字はありません」と出していました。見ていたのが指数レベルの数字だけで、文に基準日も書いていなかったためです。同じ日のうちに、基準日の書き方と個別・構造の数字を加えました。

対象(指数・先物)日経平均・TOPIX(ETF連動)・グロース250(ETF連動)・NYダウ・S&P500・NASDAQ・SOX半導体指数・VIX恐怖指数・米10年債利回り・香港ハンセン・上海総合・韓国KOSPI(12指標)と、先物(CME)と現物の差
対象(個別・構造)寄与の集中(日経平均への寄与の大きさの上位1銘柄・上位5銘柄が、全銘柄の寄与の大きさの合計に占める割合)・出来高の急増(出来高が平常の2倍以上になった銘柄数。潮目のD系統と同じ定義)・個別の極端な動き(日経225のウェイト上位5銘柄 ∪ RN総合の重み上位5銘柄の前日比)。2026-09-14 に加えました
分布直近100営業日のその日より前に完了した日の値。前日比は絶対値で比べます。個別銘柄だけはその銘柄自身の記録(約2年)で比べ、240営業日に満たない銘柄は判定しません
判定今日の値と同じ大きさ以上の日が10%以下(おおむね p90 超)なら「平常から外れている」。個別銘柄は自身の分布で1%以下(p99 超)。表示は「直近◯営業日で上位◯%」、どの日よりも大きければ「最大」
基準日の書き方先頭の文には必ず基準日を書きます。取引時間中(9:30〜)は今日の値で判定して「9/14(月)の値では」、確定データが揃ったら「9/14(月)の確定データでは」、寄り付き前や今日の値が取れないときは直近の確定日で「9/11(金)の確定データでは」と書き、確定前は「本日分の確定は16:30以降」を添えます。今日の値で判定しているあいだは印が脈打ちます(文字では書きません)。確かめられなかった数字があれば、その名前を書きます(無言で静かとは書きません)
確定版への切り替え寄与の集中の索引(日次記録 16:15)と、個別銘柄・出来高の集計(出来高の収集 16:30 の後)が両方その日の分まで揃った時点で替えます。時計ではなくデータが届いたかで決めます。ページ上部の1行ガイドの「確定データが揃いました」も、同じ時点で出します
個別銘柄の対象の広さ全銘柄を対象にすると、どれか1銘柄が自身の上位1%に入る日は銘柄数が増えるほど毎日に近づき、先頭が日によって変わらなくなります。そこで指数への影響が大きい銘柄に絞りました(2026-09-14 の実測・直近250営業日: 日経225の全銘柄を対象にするとどれか1銘柄が自身の上位1%に入った日は63.6%、この対象では9.2%)。取引時間中は日経225の銘柄だけを今日の値で判定し、RN総合だけの銘柄は確定データで判定します
先物と現物の差CME の日経先物の終値と日経平均の終値の差を、現物に対する比率で比べます。現物の営業日ごとに、翌営業日の寄り付きより前に閉じた CME の最新の日足を使います(シカゴ16時の引けは東京の翌朝)。差には先物に固有の配当・金利の分(ベーシス)も含まれます
寄与の集中の注意過去の集中度には、現行のウェイトを過去に当てはめて遡及生成した日(近似)が含まれます
トップでの出し方判定に入った数字だけを先頭に並べます(多い日は4件まで図つきで、残りは件数と名前)。並びは 指数と先物 → 寄与の集中・出来高の急増 → 個別銘柄 の順で、その中は外れている順です。1件も無い日は「9/14(月)の確定データでは、普段と大きく違う数字はありません」のような1行だけです。先頭の大きさがその日の外れ方を表すようにしています。先頭はサーバーで組み立てて、ページの最初の HTML に入れています
図棒=今日の大きさ、縦の線=判定の境(直近100営業日で同じ大きさ以上の日が10%になる値。個別銘柄は自身の分布で1%になる値)。右端は分布の最大(今日がそれを超えた日は今日)
全指標を見る格付けする13の数字すべてと、個別・構造の数字、今日の位置の指標を並べます。今日の位置の指標は先頭には出しません —— 水準の指標は同じ位置に何日も留まり、先頭が日によって変わらなくなるためです(2026-09-13 時点の実測: 直近60営業日のうち42日で、いずれかが蓄積の上下1割に入っていました)
標本が足りない指標分布が60日に満たない指標は格付けしません
格付けしない指標ドル円・ユーロ円・WTI原油・NY金・ビットコイン … 24時間取引で、画面の前日比(日本時間の1日)と日足の1日が一致しないため
日経先物(CME) … 前日比の起点が現物の終値なので日足と一致しない。代わりに「先物と現物の差」で格付けする

方向は書きません(大きさは絶対値で比べます)。この順位にその後の値動きを予測する力があるかは検証していません。先物と現物の差とその後の関係は「先物と現物の差は、寄り後の向きを教えるか」で測りました。日経平均の値では寄り後も差と同じ向きに続いて見えましたが、実際に売買できる日経225連動ETFの寄り値で測ると続きは消え、指数の始値の遅れと区別できませんでした。そのため寄り後の向きは書かず、その行のバッジは「検証中」のままにしています。

「今日の位置」の作り方

トップの先頭「平常から外れた数字」で「全指標を見る」を開くと、公開済みの指標それぞれについて今日の値が蓄積の分布の何%点にあるかを1行ずつ並べています。新しい指標も新しい閾値も作っていません。位置は分布の順位、状態語は公開済みの閾値、成績はシグナル台帳の値をそのまま使います。先頭には出していません(理由は「平常から外れた数字」の決め方)。

項目決め方
位置(%点)蓄積している営業日の値を並べたときの順位。同値は半分だけ数えます(中央値が 50 に来る定義)。正規分布は仮定しません
上位1割/下位1割90%点以上/10%点以下。当サイト全体で使っている p90 / p10 と同じ言い方です
バーの目盛公開済みの閾値(例: 騰落レシオ 120)を、その値が分布の何%点にあたるかへ写して置きます。語の境目が図の上で読めるようにするためです
台帳との突き合わせシグナル台帳の条件に今日の値が当てはまるとき、その条件の成績(差が出た/差は出なかった/検定できない)を同じ行に出します。「差が出た」は多重比較を考えると偶然の範囲でもありうるので、Evidence は「検証中」です
見る銘柄出来高が普段の2倍以上だった銘柄を、倍率の大きい順に最大5つ並べます(出来高の異常度と同じ定義)。翌日の値幅が普段より大きい傾向は検証済みですが、上がるか下がるかは分かりません

行ごとの閾値の出所

行状態語の境目Evidence(台帳に該当しないとき)
25日騰落レシオ120超=過熱・85未満=売られすぎ(市場体温計の区分)予測力なし
5日騰落レシオ184以上/68以下は463営業日の分布の p90 / p10検証中
Breadth Gap±1pt/±2pt(/about#signals の公開値)状態説明
上位5銘柄の寄与集中70%/55%/35%(シグナル台帳の条件)状態説明
日経20日騰落率公開閾値なし。分布の順位だけを出す状態説明
日経σバンド(25日)±1σ/±2σ(σバンドの公開定義。語は _sigma.js から)予測力なし
VIX(前営業日)15/20/30(VIXゲージの帯)検証中
外資の手口シェア(先物・立会)上下1割の閾値は暫定(蓄積の分位点)。予測力は未検証状態説明

「どう動いた方が良さそうか」への当サイトの答えは、上がる/下がるではありません。「この状態で過去に差が出たか」と「次に何を見るか」だけを出します。方向の検証は3回行い、いずれも差は出ていません(決算スコア/PEAD/σバンド)。

「きょうの型」と構えの決め方

方向は予測しません。出しているのは「同じ型だった過去の局面で、その後どうなったかの頻度」と、その差が検定を通ったかどうかです。型は価格の向き(日経平均の前日比の符号)×商いの増減(当日の225銘柄の売買代金 ÷ 直近5営業日の平均 − 1)の4つに「型なし」を足した5つで、毎営業日判定します。売買代金は終値×出来高の近似です。

型条件
上昇 × 商い増日経平均の前日比が正 かつ 商いの増減が正
上昇 × 商い減日経平均の前日比が正 かつ 商いの増減が負
下落 × 商い減日経平均の前日比が負 かつ 商いの増減が負
下落 × 商い増日経平均の前日比が負 かつ 商いの増減が正
型なし(小さな動き)|前日比| が p33 未満

「小さすぎる動き」の境目は価格側だけに置き、|前日比| の分布の p33(複合状態の IDX_MIN と同じ決め方)です。商いの軸は符号だけで判定します(参考にした枠組みも建玉の増減を符号で見ています)。成績が良く見えるように境目を選ぶことはしません。

成績の測り方

同じ型が連続する日を1つの局面(エピソード)にまとめ、局面ごとの平均を全期間の平均と比べます。素の t と月クラスタの t の両方で |t| ≥ 2 のときだけ「差が出た」とし、局面が 5 回未満なら「検定できない」と書きます(「差が出なかった」とは書きません)。4型 × 2期間 = 8検定を回しているので、|t| が2をわずかに超えるものは偶然でも出ます。差が出た型の Evidence は「検証中」止まりです。

構えの語彙(固定4語)

語意味
過去はトレンドが続いた局面が多い型同じ型だった過去の局面では、その後もトレンド方向へ動いた頻度が全期間より高く、差が両方の検定を通っています。多重比較の範囲でもあるので「検証中」です
過去は逆方向へ戻った局面が多い型同じ型だった過去の局面では、その後トレンドと逆方向へ動いた頻度が全期間より高く、差が両方の検定を通っています。多重比較の範囲でもあるので「検証中」です
過去に差の出ていない型 → 様子見同じ型だった過去の局面のその後は、全期間の平均と区別がつきません。型だけで構えを決める根拠は蓄積にありません。判断は「見る場所」と個別の材料で
まだ判定できない型同じ型だった局面が 5 回未満で、検定になりません。「差が出なかった」ではなく「検定できない」です

「買い」「売り」「BUY」「SELL」は持ちません。トレンドの継続か反転かは、型の価格の向きと超過リターンの符号で機械的に決めます(上昇型で超過が正なら継続、負なら反転)。

建玉版(蓄積中)

商いの軸を先物ラージ(日経225)の建玉の前日比に替えた型も出します(価格の向きは同じく前日比)。建玉はJPXの建玉ファイルに当日と前日が載るので初日から前日比が出せますが、ファイルは当日分しか公開されず遡及できないため、2026-09-04 から記録を始めた蓄積が60営業日に達するまで成績は出しません(P3-2 の検証予約と同じ扱い)。それまでは型だけを「蓄積中」と明示して出します。

この型に翌日以降を予測する力があるかは、上の検定結果がすべてです。差が出ていない型では「様子見」と書きます —— 蓄積が構えの根拠を与えていない、という事実の表現です。

「型の日記」の作り方(日次アーカイブ・週間レポート)

日ごとに、その日の型(きょうの型と同じ判定)、蓄積の上下1割に入っていた指標、その後5営業日・20営業日で日経平均がどうなったかを1行に並べています。型と結果の対応を自分の目で追えるようにするためのものです。

列決め方
型_kata.js の判定をそのまま使います(別の定義を作りません)。▶ はその型が始まった日です
上下1割25日騰落レシオ・5日騰落レシオ・Breadth Gap・上位5銘柄の集中・日経20日騰落率・VIX の6指標について、その日までの蓄積の分布で 90%点以上/10%点以下。全期間の分布で順位を付けると後の日の情報で過去を測ることになるので、拡大窓にしています。蓄積60営業日未満の日は出しません
その後5日/20日その日の終値から5/20営業日後の終値までの騰落率(実績)。まだ来ていない日は空欄のままにします

起点日ランキングの候補日には、この日記から型が始まった日も並べています(潮目の候補日とは別の検知器なので、別の行に出します)。どの列にも予測は含まれていません。

「今日の異常値」の定義と閾値

トップページの「今日の異常値」は、普段と比べてどれだけ異常かを示すものです。値上がり率や出来高そのもののランキングではありません。すべて当日の値 ÷ その日より前の20営業日の平均で計算しており、当日を基準窓に含めていません。

項目算出方法
出来高異常度当日の出来高 ÷ 過去20営業日の平均出来高。倍率とZスコア((当日−平均)÷標準偏差)の両方を出します
売買代金異常度同上を売買代金で。売買代金は終値×出来高の近似です(データ源が売買代金を提供しないため)
ボラティリティ異常度当日の値幅 ÷ 過去20営業日の平均値幅。高値・安値を保持していないため値幅は|前日比|で代用しています
セクター乖離銘柄の前日比 − 所属業種(33業種)の中央値

倍率とZスコアを両方出す理由は、普段の出来高が安定している銘柄では倍率が小さくても異常度が高いことがあるためです。実例として、ある日のアサヒGHDは出来高1.91倍でしたが標準偏差で見ると4.25σでした。「3σ級」という表現には標準偏差が必要です。

3類型の閾値

類型条件意味
A 買いが集中出来高2.0倍以上 かつ 前日比 +1.0%以上大量の売買が成立し、株価が上がった
B 売りが集中出来高2.0倍以上 かつ 前日比 -1.0%以下大量の売買が成立し、株価が下がった
C 需給の入れ替わり出来高2.0倍以上 かつ |前日比| 1.0%未満株価はほぼ動かないまま大量の売買が成立した

Cは値上がり率にも値下がり率にも出てこないため見落とされやすい類型ですが、検証では出来高急増がなかった銘柄より翌日有意に大きく動いています。A・B・Cを同列に並べ、Cが埋もれないようにしています。

低流動性の除外

20日平均売買代金が20億円未満の銘柄は対象外としています。売買が薄い銘柄では、わずかな売買でも倍率が跳ね上がりノイズになるためです。20億円は日経225採用銘柄における実測分布の下位10%相当で、実際に除外されるのは数銘柄です(画面に除外数を表示しています)。全上場銘柄へ広げた際に効いてくる設計です。

予測できるのは「大きさ」だけです
出来高異常度が高い銘柄は翌日も大きく動く傾向が確認されています(103,864件の検証で Q5 2.09% vs Q1 1.41%、月クラスタ補正後 t=+4.4)。 一方でどちらに動くかを予測する力は確認されていません(相関 +0.000)。 方向が分からない以上、変動の大きさは機会であると同時にリスクでもあります(検証結果 →)。

「この銘柄はどう動く株か」の定義と閾値

各銘柄ページには、その銘柄が過去2年のあいだ何に連動して動いてきたかと、決算のたびにどれだけ動いてきたかを掲載しています。どちらも過去の記録の記述であり、将来を予測するものではありません。

連動の強さ(★)の閾値

★は日々の終値騰落率どうしの相関係数の絶対値で決めています。指標をまたいで同じ絶対値の閾値を使います(銘柄間の順位ではなく、連動の強さそのものを表すため)。

★|相関係数|説明された変動の割合(r²)
★★★★★0.60 以上36%以上
★★★★0.45 以上 0.60 未満20〜36%
★★★0.30 以上 0.45 未満9〜20%
★★0.15 以上 0.30 未満2〜9%
★0.15 未満2%未満

対応する営業日が100日に満たない指標には★を出さず「データ不足」と表示します。また、この閾値では指標によって★の出方が大きく違います。日経225の225銘柄で実際に付いた★の内訳は次のとおりです。

指標★1★2★3★4★5|相関|の中央値
日経平均18413476560.496
SOX指数877854600.193
NASDAQ589770000.238
ドル円144783000.126
VIX4811661000.248

ドル円で★4以上が1銘柄も出ないのは閾値の設定ミスではなく、個別銘柄の日々の値動きは為替とそれほど連動していないという事実です。指標ごとに閾値を変えれば見かけ上の★は増えますが、弱い関係を強く見せることになるため行いません。

時点の揃え方

市場の開いている時間が違うため、指標ごとに対応させる日を変えています。

指標対応させる日理由
日経平均・ドル円同じ日日本市場と同時に動いているため
SOX指数・NASDAQ・VIX前営業日の米国市場米国の引けは日本時間の早朝で、日本市場はその後の取引時間で反応するため

βは「その指標が1%動いた日に、この銘柄が平均何%動いたか」です。相関が連動の確からしさを表すのに対し、βは連動の大きさを表します。

「大きく動いた日」の閾値

各カードには「この指標が大きく動いた日に、この銘柄は平均どれだけ動いたか」を併記しています。この「大きく動いた」の閾値は、指標ごとにその指標自身の1標準偏差としています。±2%のような固定値は指標をまたいで比較できません——VIXの日次変動は日経平均よりはるかに大きいため±2%では全体の7割以上が該当してしまい、逆にドル円では該当日がほとんど無くなります。閾値の実数値は各カードに表示しています。該当日が10日に満たない場合は数値を出しません。

関係が続いているかの検証

恒久ルールに従い、この関係が期間を通じて安定しているかを検証し、結果を各銘柄ページに併記しています。期間を前半・後半に割って相関を出し直し、その差がFisherのz変換で|z| < 2(=差が誤差の範囲)かつ符号が一致していれば「安定」としています。判定基準の|z| ≥ 2は、当サイトの他の検証で使っている|t| ≥ 2と同じ水準です。

225銘柄で検証した結果は次のとおりです。

指標安定変化あり安定していた割合
VIX1616472%
NASDAQ6715830%
日経平均6316228%
ドル円4917622%
SOX指数4418120%
連動は多くの場合、続いていません
VIXを除くと、安定していたのは全体の2〜3割にとどまります。「この銘柄は半導体に連動する」という説明は、過去2年をひとまとめに見ればそう言えても、前半と後半では別の値になっていることが多いということです。 そのため銘柄ページでは、安定していなかった指標に「この関係は期間内で変化しています。継続するとは限りません」と明示しています。連動の強さを、そのまま将来の連動として読まないでください。 検証の全体は独立したレポートにまとめています(銘柄の性格は続くのか →)。

「米国からの連想」に出す銘柄の選び方

トップの「今朝の見取り図」では、昨夜の米国指標が大きく動いた朝に、その指標と関係が深い銘柄を挙げています。ここで使う基準は上の安定性検定と同じものです。恣意的に選んでいないことを示すため、条件をすべて公開します。

条件内容理由
出す夜その指標が1σ(過去2年の1日の振れ幅)を超えて動いた夜のみ静かな夜に無理に出さない
指標の数最も大きく動いた1指標だけ全部並べると見取り図が読めなくなる
銘柄の並び相関係数の絶対値が大きい順・最大5銘柄連動の強い順
除外①安定性検定で「安定」と判定されなかった銘柄前半と後半で関係が変わる銘柄を出さない
除外②対応日数が100日未満の銘柄サンプル不足

除外①がこの機能の要点です。上の表のとおりSOX指数で関係が安定していたのは225銘柄中44銘柄(20%)しかありません。相関の高い順にそのまま並べると、「2年を平均すれば連動していたが、前半と後半では別物」という銘柄が上位に混ざります。検証で分かった「多くは続いていない」という結果を、そのまま品質のふるいとして使っています。なお上の表は検証日時点の値で、見取り図が使う判定は毎営業日そのときの蓄積で計算し直します(日が進むと該当数は多少前後します)。

1σの値は指標ごとに違います(実測: SOX指数 2.69% / NASDAQ 1.38% / ドル円 0.59%)。この閾値は銘柄ページの「大きく動いた日」の判定と同じ計算を使っており、この機能のために別の値を作ってはいません。

ここに挙がる銘柄は「今日そう動く銘柄」ではありません。
示しているのは過去2年の相関であり、今日も同じ動きをするとは限りません。安定と判定された銘柄であっても、それは「前半と後半で関係が変わったとは言えなかった」という意味であって、関係が続くことの保証ではありません(検証結果 →)。

決算でどう動いたか

過去の決算発表の翌営業日の終値騰落率から、平均変動幅・最大・最小・上昇下落の回数を出しています。過去4回未満の銘柄には表示しません。株価データのみを使っており、決算短信の中身は読み込んでいません。

ここでも変動の大きさと方向は別物です。過去の平均変動幅と今回の変動幅には相関 +0.308 が確認されていますが、方向との相関は -0.018 で誤差の範囲です(検証結果 →)。上昇回数と下落回数は事実として並べているだけで、次の方向を示すものではありません。

何をしないか

RegimeNoteは、既に強い競合がいる領域では戦いません。以下は意図的にやらないことです。

毎日記録しているデータ

分類記録内容保持
市場全体日経平均の水準と前日比、業種別の寄与額、25日騰落レシオ、値上がり/値下がり銘柄数120日
個別銘柄日経225全銘柄の前日比・寄与額・指数ウェイト・株価(日次スナップショット)120日
出来高225銘柄の日次出来高と終値(過去2年ぶん)400日
広がり指数と個別銘柄実態の乖離、寄与の集中度、寄与順位、業種別順位120日
決算TDnetの決算短信全件、発表銘柄、翌日の予想変動幅、実測との答え合わせ400日
需給投資部門別売買状況(JPX・週次・東証プライム)180日
記録は毎営業日の大引け後(株価データの遅延を考慮して16時台)に自動で行われます。生データと、そこから計算した指標は別々に保存しており、計算方法を変えたときに過去にさかのぼって再計算できるようにしています。

検証されていない指標は公開しません

これは当サイトの恒久ルールです。新しい独自指標を作ったとき、「その指標が高い/低いとき、その後どうなったか」を過去データで検証し、結果とセットでなければ公開しません。

有意差が確認できなければ「統計的な優位性は確認できませんでした」と明記したうえで出します。指標を出すこと自体が目的になり、「で、それが高いと何が起きるのか」が誰にも分からない数字が並ぶ状態を避けるためです。計算方法も必ず公開し、ブラックボックスにしません。

実例:予測をやめた話

当サイトは当初、決算翌日の株価がどちらに動くかを予測するスコアを作りました。過去の反応の一貫性・決算前の株価位置・同業種の先行反応・サンプル数の4項目から算出するものです。

日経225の全採用銘柄・過去2年・1,864回の決算で検証した結果、スコアの高さと翌日の騰落率に統計的な関係は確認できませんでした(相関 -0.018、標準誤差0.023)。重みの配分を8通り試しても相関は最大0.036どまりでした。

そこで方向の予測は公開せず、機能ごと取りやめました。代わりに、検証で明確な関係が確認できた「どれくらい動くか」(変動幅)だけを予報しています。こちらは相関 +0.357 で、較正した予報帯は実測でも目標どおりの的中率に収まっています。

同じ考え方で、指数と実態の乖離(Breadth Gap)についても検証し、予測力が無いことを確認しました。こちらは記述指標としてのみ公開しています。逆に出来高の異常では変動の大きさに予測力が確認できたため、その旨を明記して公開しています。検証の全文と数値は 検証レポート で公開しています。うまくいかなかった検証こそ、なぜその機能を作らなかったかの説明になると考えています。

主な機能

ページ内容
マーケットボード主要18指標・日経225の寄与度ランキング・セクター別ヒートマップ・業種資金フロー・投資部門別・米国市場を1画面で
市場体温計25日騰落レシオとVIXから、相場の過熱・冷え込みを日次で追う
決算カレンダー決算短信を提出した全上場銘柄と、翌営業日の予想変動幅(方向は予測しません)
予報の答え合わせ出した予報と実測を1件ずつ突き合わせた記録。的中率と誤差を公開
検証レポート方法論とデータを開示した検証の記録。否定的な結果も載せます
銘柄一覧国内上場株(東証上場分)の個別ページ。現在地・3ヶ月チャート・適時開示(日経225採用銘柄は指数内の位置・寄与履歴も)
日次アーカイブ毎営業日の市況を1ページとして保存。過去の相場を後から振り返れます
週間セクターレポート1週間の業種別資金フローと市場体温の推移

データの出所

寄与度は、日経平均の株価換算係数が非公開のためウェイト÷基準日株価から導出した係数比で算出しています。寄与合計と日経平均の実変動の誤差が0.005%であることを検証済みです。

ご確認ください
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