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日経平均と寄与度の仕組み — なぜ一部の銘柄が指数を動かすのか

「日経平均は500円高なのに、自分の持ち株は下がっている」——株式投資をしていれば誰もが経験する現象です。この違和感の正体を説明するのが寄与度という考え方です。仕組みを知ると、指数の数字に惑わされずに相場を読めるようになります。

日経平均は「株価の平均」である

日経平均株価は、対象225銘柄の株価を(調整のうえ)合計し、除数と呼ばれる数で割った「株価平均型」の指数です。時価総額ではなく株価そのものを足し合わせるため、1株あたりの株価が高い銘柄(値がさ株)ほど指数への影響力が大きくなります。会社の規模とは無関係に、です。

その結果、ウェイト上位の値がさ株——半導体関連や一部の小売・通信の大型株——だけで指数の相当部分が説明できてしまいます。上位10銘柄のウェイト合計が4割を超えることも珍しくなく、極端に言えば「日経平均とは、数銘柄の値がさ株の機嫌である」という側面を持っています。

寄与度=その銘柄が指数を何円動かしたか

寄与度は、個別銘柄の値動きが日経平均を何円押し上げた(押し下げた)かを表す数字です。たとえば「東京エレクトロン 寄与+76円」なら、この1銘柄だけで日経平均を76円押し上げたことになります。

寄与度ランキングを見る習慣がつくと、次のような読み方ができるようになります。

TOPIXとの違い:TOPIXは時価総額加重型で、企業の規模(時価総額)に比例して影響力が決まります。日経平均とTOPIXの騰落率が大きく食い違う日は、「値がさ株だけが動いた日」のサインです。両方を並べて見ることに意味があるのはこのためです。

当サイトの寄与度ランキングとヒートマップ

RegimeNoteでは、日本経済新聞社が公表する構成銘柄ウェイトから各銘柄の株価換算係数(の比率)を導出し、日経平均の公式な計算構造に沿って全225銘柄の寄与度を算出しています。ヒートマップのタイル面積も同じ係数から動的に計算した最新ウェイトに基づいているため、タイルの大きさ=指数を動かす力としてそのまま読むことができます。

使い方はシンプルです。まず寄与度ランキングで「今日の主役と戦犯」を確認し、ヒートマップで業種としての広がりを確かめ、気になった銘柄をクリックして3ヶ月チャートで位置を確認する。この3手順で、その日の東京市場の物語はほぼ再構成できます。

データについて

寄与度は株価換算係数の比率に基づく算出値であり、係数の月中変更(銘柄入替・特殊な資本異動等)があった場合は月次の基準更新まで僅かな差が生じることがあります。株価データは約20分遅延です。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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