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月足の反発 × レジーム条件(探索)— 112セルの掛け合わせ

公開 2026-08-26 / 対象: 日経平均月足501本(1984-12〜2026-08) / 種別: 探索(仮説生成) / 検証者: RegimeNote運営事務局
⚠️ この記事は事前登録された検証ではありません。
これは仮説生成のための探索です。条件を掛け合わせて差の大きいところを探しているため、 ここで見つかったものは結論ではありません。本検定は 月足の反発に優位性はあるか のほうで、 そちらは定義を測る前に固定してあります。 探索と検証を同じ記事に混ぜると、探索で拾った最大値が「検証された発見」として読まれます。 それは当サイトが繰り返し否定してきた当てはめと同じことなので、記事ごと分けてあります。
検証日
2026-08-26
データ期間
1984-12〜2026-08(501本)
対象・N
日経平均の月足 501本 / 定義7 × 期間2 × 条件4 × 状態2 = 112セル(検定できたのは 104)
結論
結論は出しません(探索のため)。候補 3件。ただし3件とも2つの方法が同じ計算になるセルで、独立した2回の確認を通っていません
最小検出可能効果
±0.85〜16.83pt(中央 ±3.49pt・本検定より大きい)この検定設計(サンプル数・クラスタ補正・|t| ≥ 2)で見える下限です。これより小さい効果は、存在しても検出できません。「差が出なかった」は「効果がゼロ」ではありません。
使用API
/api/monthly-backtest?explore=1

「反発するかどうかは、相場の状態によって違うのではないか」——本検定で差が出なかったあとに自然に出てくる問いです。 そこで反発の定義7つにレジーム条件4つを掛け合わせ、112セルを総当たりしました。 ここで出てきたものは仮説であって、結論ではありません。

多重比較 —— 先に数字を置きます

この探索だけで 112セル(うち検定できたのは 104)。 単一の方法での |t| ≥ 2 は偶然でも 5.2セル前後は出ます。 本検定28本と合わせると、この仮説に対して回した検定は 132 本になります。

実測: 単一の方法で |t| ≥ 2 だったセルは 4件。偶然の期待値は 5.2件です。
つまりこの探索が拾った「当たり」の数は、まったくの偶然から期待される数を下回っています。 掛け合わせを増やせば必ず何か出てくる、という直感は今回は成立しませんでした。
レジーム条件は月足バーだけから作りました

外部データを増やしていません(当サイトのデータ利用方針を広げないため)。 すべてその月までの情報しか見ないので、先読みが構造的に起きません。

条件窓onoff
長期の向き24ヶ月24ヶ月平均より上24ヶ月平均より下
直近の勢い12ヶ月12ヶ月騰落がプラス12ヶ月騰落がマイナス
荒れ具合12ヶ月変動が平常より大きい変動が平常より小さい
高値からの距離36ヶ月36ヶ月高値から20%以上下20%未満の下げ

「荒れ具合」は全期間の中央値で切っていません。全期間の中央値はその時点では知り得ないからです。 その月までの拡大窓の中央値で切っています。窓の長さはすべて丸い数字で、成績に合わせて動かしていません。 また比較の相手は「同じレジーム状態の全月」です(条件そのものの効果を差し引くため)。

候補 3件 —— そして、なぜこれを結論にできないか
定義期間レジーム条件発火超過ep t非重複 t下限2つの方法
3本連続陰線後の陽転1ヶ月直近の勢い「12ヶ月騰落がマイナス」16-4.02%-2.39-2.39±3.36同じ計算
3本連続陰線後の陽転1ヶ月高値からの距離「36ヶ月高値から20%以上下」15-4.31%-2.15-2.15±4.01同じ計算
3本連続陰線後の陽転3ヶ月直近の勢い「12ヶ月騰落がプラス」8+5.03%+2.09+2.09±4.82同じ計算
候補3件は、すべて「3本連続陰線後の陽転」でした。そしてこの定義は、2つの方法が同じ計算になります。
連続陰線の定義は隣り合う月に続けて発火できません(発火した月の前月は陰線なので、前月自身は発火の条件を満たさない)。 そのため「エピソードにまとめる」も「窓が重ならないよう間引く」も同じ集合になり、2回の独立した確認になっていません。 検定できた104セルのうち36セル(35%)が同じ状態にあります。 候補3件はいずれも、当サイトが本来要求している水準の確認を通っていません。

加えて、方向も揃っていません。上の3件は2件がマイナス・1件がプラスです。 「弱い相場での反発は続かない」と「強い相場での反発は続く」を同時に主張することはできますが、 それは2つの別々の仮説であって、1つの発見ではありません。

レジーム条件ごとの全体像(候補の有無に依らず全部載せます)
条件状態検定できたセル候補単一方法で|t|≥2下限の幅
直近の勢い12ヶ月騰落がプラス1211±1.38〜5.55
直近の勢い12ヶ月騰落がマイナス1411±1.71〜6.13
荒れ具合変動が平常より大きい1400±2.05〜6.35
荒れ具合変動が平常より小さい1200±1.74〜5.50
長期の向き24ヶ月平均より上1200±1.48〜9.83
長期の向き24ヶ月平均より下1401±1.69〜6.19
高値からの距離20%未満の下げ1200±1.46〜7.92
高値からの距離36ヶ月高値から20%以上下1411±1.87〜7.11

検定できなかったセルが 8 あります。 条件で母集団を半分に割ると発火が下限(エピソード5件)を割るためで、 これは「差が無かった」ではなく「検定できていない」です。区別して読んでください。

この探索の見える下限

掛け合わせでサンプルが減るぶん、本検定より下限が大きくなります。 実測で ±0.85pt 〜 ±16.83pt(中央 ±3.49pt)です。 本検定の指数系統は ±1.41〜4.23pt だったので、探索のほうが小さい効果を見逃しやすいことになります。 「条件を絞れば見えてくる」は、統計的には逆向きに働く場合があります。

本検定の予約(この記事の目的)

候補は2026-08 より後に積み上がる月足で検定し直します。 満期は日付ではなく発火回数で決まります —— 月足は1ヶ月に1本しか増えないので、 「1年後に再検証」と決めても件数が足りないことがあるからです。

候補アウトオブサンプルの発火本検定に要る残り
3本連続陰線後の陽転 / 1ヶ月 / 12ヶ月騰落がマイナス0回あと5回
3本連続陰線後の陽転 / 1ヶ月 / 36ヶ月高値から20%以上下0回あと5回
3本連続陰線後の陽転 / 3ヶ月 / 12ヶ月騰落がプラス0回あと5回

「3本連続陰線後の陽転」は501ヶ月で24回、条件で絞ると15〜16回しか起きていません。 5回貯まるまでには、素直に見積もって10年前後かかります。 それでも件数で区切るのは、期日で区切ると件数が足りないまま「再検証しました」と書けてしまうからです。 進み具合は /api/monthly-backtest?explore=1 の oosFires で見られます。

この記事で主張していないこと
再現方法

/api/monthly-backtest?explore=1 が全112セルを返します(noindex の管理用)。 応答には preRegistered: false と断り書きが入っており、 候補だけでなく全セルが入っています。本検定は /api/monthly-backtest のほうです。

本記事の数値は検証日時点のものです。当サイトのデータは毎営業日更新されるため、時間の経過とともに最新のAPI応答とは差が生じます。四半期ごとに掲載数値と結論を最新データで再検証し、結論が変わった場合は本文を改訂して記事末尾に改訂履歴を残します。
改訂履歴
2026-08-26 公開(初版)
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